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【TIMES】2019/01/21 14:16 師走の満月(近地点) 12th Full Moon  /  晩冬 Late Winter

【TIMES】2019/01/21 14:16 師走の満月
旧十二月 12th Full Moon  /  晩冬 Late Winter

地球暦が朔弦望の「師走(しわす)の満月」をお知らせします。
The twelfth Full Moon of the lunar year occurs on January 21st.

Appreciate the beautiful full moon in the crisp winter air.

 

━太陽と太陰(月)アジアの年末は2度やってくる

 

 

 

旧暦で十二番目の満月となる「晩冬」の月が満ちてきました。この月は四季を巡る1年(12ヵ月)を締めくくる最後の満月。旧暦ではこの満月から新月へ向かう2週間が年末の期間になります。きっと昔はこ師走の月を眺めながら年忘れの忘年会をしていたことでしょうね。

 

大掃除もお歳暮も、お年賀も初詣も、本来の年末年始の行事はここからがはじまりです。元旦がもう一度るなんて不思議な感覚ですが、日本をはじめとしたアジアには太陽暦と太陰暦の新旧2つの暦がダブルスタンダードで存在し、文化風習の中に溶け込んでいます。太陽の年末年始と、月の年末年始陽と陰の2度の年越しがやってくるのも日本の暦の大きな楽しみです。


これから春に向けてゆっくりと欠けていく月とともに1年(春夏秋冬)をクロージングしていくイメージで、旧暦の年越しを味わってみませんか。

 

撮影 2019/01/19 Kaichi Sugiyama

高みに昇る冬の月

 

冬の太陽が昼間に南の空を低く通るのに対して、反対に冬の月は高く、深夜の空を見上げると驚くほど高い位置にあることが分かります。

 

夏至の太陽の南中高度は約80度ほど、それと同じように冬至の月は約80度ほどの高さに至ります。1年間の月の動きを見てみると、春分は上弦の月が最も高く、夏至は新月の月秋分は下弦の月と、季節を通して高さの変化が月相に表れています。

画像に含まれている可能性があるもの:空、夜、雲、屋外photo : Rie Mitsui 

 

━スーパームーン 近地点付近の満月、大きさは1割り増し

 

満月を迎える21日の地球時0時(日本時間9時)では地球と月との距離は35万8029km。平均が38万4400kmですので距離としては7%程近くなり、大きさは10%以上も大きく見えます。

 

月の軌道が楕円軌道を描いている中で最も近い近地点の付近で満月を迎えること=スーパームーンと呼ばれていますが、今月、来月、再来月と3回の満月は近地点付近のため、いつもより1割ほど大きな満月を連続して見ることができます。また明るさは30%以上明るく輝いています。

 

 

FREDERIC J. BROWN/AFP/AFP/Getty Images (CNN NEWS)

 

━皆既日食の新月から、皆既月食の満月へ

 

太陽に対して月の軌道は約5.1°傾き、その軌道が交差する点を天文学や占星術では、昇交点ドラゴンヘッド、降交点ドラゴンテイルと呼び古くから観測対象とされていました。

 

この位置に新月と満月が来ると、太陽と月が完全に重なり「日食・月食」が起こるため、インド占星術などでは5惑星と並んで重要な存在とされ、陰陽師なども羅睺(らごう)と計都(けいと)とサンスクリット語の呼び名が引き継がれ凶星の代表格として神聖視されていました。

 

 

この交点に月の朔望の周期が重なると、物理的に太陽と月と地球が団子に串を指したように一直線上に並ぶことになります。そしてその串の芯に当たるような地球上のポイントで「皆既日食・皆既月食」が起こり、少しズレたポイントでは「部分日食・部分月食」が起こることとなります。

 

また日食の新月の後は、満月で月食するというセットになっているため、その1ヶ月は太陽と月の結びつきが非常に強い期間と言えます。

 

前回の新月では日本各地で部分日食が観測されましたのでご覧になった方も多いと思いますが、今回の満月は南北アメリカ大陸全体で皆既月食が起こります。日本では場所も違い、時差もあるため、月食が終わった半影食のあたりの月が北海道でわずかに見える程度ですが、地球規模で見ると全体的に潮汐力も強く、近地点も重なり非常にインパクトのある満月となっています。

 

 

timeanddate.com

 

━地球のうら側で欠ける月

 

皆既月食は北米と南米では東部標準時間の午前0時12分頃、日本では地図を見ていただくと分かるように北海道が半影月食の終り付近となっています。地球全体の天文現象として捉えれば、月は昇っていませんが昼から夕方にかけて地球のうら側で月が欠けていることになります。

 

11:35 半影月食始め

12:33 部分食始

13:40 皆既食始め

14:12 食の最大

14:43 皆既食終り

15:51 部分食終り

16:34 月の出 (北海道札幌)

16:49 半影食終り

 

 

 

━月食は心を穏やかに。心を見つめる聖者の教え

 

 

旧暦では師走の慌ただしい満月ですが、月食のときは基本的にエネルギーが強く、自然界も大潮を迎えていますが、人間も肉体的フィジカル、感情的エモーショナル、精神的スピリチュアルと心身の微細なレベルで影響があります。

 

そのためインドの聖者の伝統ではこの月食の9時間前からあらゆることを慎み、精進潔斎をして食事や性行為などは行いません。また眠くなっても寝ることはなく、クリアな意識状態で起きて過ごすことを心がけているそうです。日食や月食は占術的な観点では大凶の象意ですので基本的に心を穏やかに過ごすことが最も無難と考えられています。

 

月の力が強いときは、狼男などの例もあるように突発的な衝動を取りやすいときでもあり、うっかり羽目を外したり注意力散漫で普段はしないミスなども起こりやすくなります。特に満月の真夜中の潮が最も引いた潮時には逆に落ち込みやすくもありますので、怒りの感情は要注意。また物事も無理に詰め過ぎたり、神経質になりすぎないように気をつけましょう。

 

逆に瞑想や読書、祈りの時間としては最高のときですから、外界のエネルギーのピーク時に合わせて、自分の内側を深めるような特別な時間として丁寧に取り使うとよいでしょう。

 

 

Photo : CNN News

 

━スーパー・ブラッド・ウルフムーン!?

 

今回は近地点が近く、月が通常よりも大きく見える「スーパームーン」と、皆既月食の際に月が赤く見える「ブラッドムーン」、そしてネイティブアメリカンやヨーロッパなど英語圏の月の呼称である1月の満月「ウルフムーン」が組み合わさって、海外では「スーパー・ブラッド・ウルフムーン」というまるでトリプルコンボのような呼び名でセンセーショナルな月として話題となっています。

 

確かに近地点×昇降点×年始の満月×皆既月食ですので、普通の月と比べると十分過ぎるインパクトと言えます。

 

全米で多くの人がこの年始に特別な思いで月を見上げた後、その余韻を背負って地球の裏側の日本で昇ってくる半影月食の月を、旧暦最後の年越しの月として見ているアジアの国々。どちらも月を見上げて同じタイミングで多くの人の細胞が震えていることを思うと、非常に印象深い一日になりそうです。

 

1月の満月:ウルフムーン(Wolf Moon)
2月の満月:スノームーン(Snow Moon)
3月の満月:ワームムーン(Worm Moon)
4月の満月:ピンクムーン(Pink Moon)
5月の満月:フラワームーン(Flower Moon)
6月の満月:ストロベリームーン(Strawberry Moon)
7月の満月:バクムーン(Buck Moon)
8月の満月:スタージャンムーン(Sturgeon Moon)
9月の満月:ハーベストムーン(Harvest Moon)
10月の満月:ハンターズムーン(Hunter’s Moon)
11月の満月:ビーバームーン(Beaver Moon)
12月の満月:コールドムーン(Cold Moon)

 

撮影 2019/01/21 Kaichi Sugiyama

 

 

次回新月は立春×新月、春節のお正月

 

アジア各地ではこの満月から年越しムードが漂いはじめ、来たる春節を迎えるお正月モードに突入します。赤色や黄色や金色など太陽を象徴したおめでたい正月飾りで街は一気に色めいて商業的にも活気づいていきます。

 

台湾や中国などのアジア圏も現在は西暦一色で日常生活を過ごしていますが、旧正月だけは特別な日としてこの新月を重要視しています。今でも農暦や地方暦などでは日本の旧暦と同じく新月から月を数える風習が残っており、新しい年の始まりとして国を上げた祝賀祝祭を行っています。

 

私たち日本も本来、この師走の満月は、年末カウントダウンを告げる合図として、欠けていく月に合わせて大晦日に向かって年越し行事が行われていました。

 

今年は第4四半期節気と朔望が重なるため立春が大晦日、立春の翌日が元旦となり、季節のはじまりと月のはじまりのスタートラインが同時に切られる特別な幕開けとなります。

 

 

 


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お申込み > 近江神宮・近江勧学館 大ホール 

③九州福岡_2月24日(日)13:30-16:30[開場13:00]FBページ
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④新潟長岡_3月23日(土)14:00~17:00[開場13:30]

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⑤山形鶴岡_3月24日(日)13:30~16:00[開場13:15]

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