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【TOPICS】「Space Flower」時空間に咲く花

━━━日々刻々と、一様に流れゆく星たち。
その中でたった五つ、不可思議なうごきをする、水星、金星、火星、木星、土星。
惑星を観察することは、蜂の動きを追いかけるようなものであるという。
天文学者や占星術家にとっても、この星は惑わせる星であり、私たちはこの五つの星を「惑星」と呼んだ。
地球からは不規則な姿にみえる兄弟星も、太陽系全体を見ると、実に規則正しくまわっている。

すべてはこの回転から生み出されている。時間はうごきの中にあり、空間はかたちの中にある。
星と星の間に描かれる、美しいスパイラルは、互いの個性が共鳴し和音の調べを奏でているようだ。
私たちの目には見えないが、数や記号や形の向こう側に、宇宙の「調和」は静かに語りかけている。━━━━

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金星と地球[583.92 日/ 1.60 年周期]

365日で回る地球、その内側を225日で回る金星。
この二つの惑星は、平均584日(1.6年)ごとに、結びながら、8年間で一巡する。
月が地球にいつも同じ面を見せているように、金星もまた、地球と合うたびに同じ顔を見せて同期回転をしている。
1.6倍は黄金比率である1.618に近似し、金星と地球のめぐり合いを8年追いかけると、そこには、美しい五角形の星形が浮かび上がる。広大な時空間の中に高精度で描かれた星の形は、まさに太陽系の中のスター。2012年の金星の日面通過からはじまり、8年で完結する星形は今、2020年までの道筋をたどっている。

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木星と土星[7253.41 日/ 19.86 年周期]

約30年で回る土星、その内側を12年で回る木星。
この二つの惑星は、20年ごとめぐり合い、60年で一巡する。
木星は西洋では十二星座、東洋では十二支のもととなり、1歳・2歳・3歳などの“歳”に「木星」の意味があることを考えると、歳を重ねることは木星を追いかけることと重なる。
万能の神「ゼウス」とされた12年の木星、時の神「クロノス」とされた30年の土星。この二つの星は10年ごと結びと開きを繰り返し、60年間で一巡している。この木星と土星のめぐり合う姿からは、美しい六角形の形が見えてくる。木星と土星は太陽系で最大の質量を持つ惑星のペアで、圧倒的な存在感で、大きな時計の針のように、時空間に長い時を刻んでいる。この二つの針は2020年向かって再び重なろうとしている。

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水星と地球[115.88 日周期]

365日で回る地球。その内側を88日で回る水星。
この二つの惑星は、平均116日(約4ヶ月)ごとに、結びながら、約1年で一巡する。
水星は秒速47km(地球は秒速30km)の速さで、最短の第一軌道を最速で回っている。
水星は2ヶ月で自転し、3ヶ月で公転し、4ヶ月で地球と会合する。そこには2:3;4の比率で見事に月と連動した周期を持っている。また、116日に円周率のπ(3.14)を掛けると364日となるが、それは地球の軌道の“円周”と“直径”の関係とも言え、水星の動きはまるで地球の1年を“まるく”おさめるための、“ものさし”のようにも見える。
1年間で3回訪れる水星とのめぐり合いからは、三角形の形が見え、小さな3枚の花びらは、少しずつずれながら18年ほどでひとまわりして、時空間に繊細な花を咲かせていく。

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2018年11月17日リニューアルオープンする愛知県安城市文化センタープラネタリウムのエントランスに、太陽系時空間地図 地球暦の空間アート作品 「 HELIO COMPASS 」 が登場します!プラネタリウムのドームは世界初の傾斜角ドーム!星空の世界へすっぽりと包まれる体験とともにぜひ足をお運びください!(近日詳細公開)
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